経済産業省は8日、2015年7月の特定サービス産業動態統計調査(速報)の結果を発表した。それによると、遊園地・テーマパークの売上高は前年同月比7.6%増の512億7,300万円となり、7月として過去最高を記録した。前年を上回るのは13カ月連続。夏休みに入ったことや訪日外国人の増加などが影響したとみられる。

パチンコは16カ月連続減少

対事業所サービス業の売上高等を見ると、全10業種中、7業種で増加、3業種で減少した。主なものでは、クレジットカード業(取扱高)が同6.2%増の3兆9,321億1,500万円と、4カ月連続の増加。一方、エンジニアリング業は同31.1%減の4,270億8,400万円と、6カ月連続で減少した。

対個人サービス業の売上高については、全9業種中、5業種で増加、4業種で減少。このうち趣味・娯楽関連業種では、全5業種中、2業種で増加、3業種で減少した。主なものでは、遊園地・テーマパークが増加、ゴルフ場が同0.7%増の90億600万円と2カ月ぶりに増加。他方、パチンコホールは同2.2%減の3,649億9,900万円と、16カ月連続で減少した。

対個人サービス業売上高推移(出典:経済産業省Webサイト)

教養・生活関連業種では、全4業種中、外国語会話教室のみ減少し、葬儀業やフィットネスクラブなど3業種で増加した。