南海電気鉄道は9月1日から、大阪市中央区の本社ビル跡に建てる「新南海会館ビル(仮称)」の新築工事に着手する。2018年9月の完成をめざす。

「新南海会館ビル(仮称)」完成イメージ

「新南海会館ビル(仮称)」は地下2階・地上30階建て。地下1階から地上3階までと6階の低層階には、物販・サービス・金融などの店舗を集積する。5階には国内外の旅行者に対応できるツーリストサロンを設置し、伝統文化からポップカルチャーまで幅広い日本文化を発信する。

先進・予防医療のためのメディカルセンターも開設(地下2階・地上9階)。空港や駅とのアクセス性の高さを生かし、国内外から利用者の受け入れが可能な診察・検診施設を作る。その他、災害時の帰宅困難者の滞留にも備えた高機能オフィス(13~30階)、コンベンションセンター(7・8階)が入る。新築工事に合わせ、地下鉄なんば駅から南海難波駅への通路バリアフリー化など、周辺整備事業にも取り組む。