『ロッキー』シリーズの新たな一章を描くシルベスター・スタローン主演『クリード(原題)』が、12月23日に日本公開されることが26日、明らかになった。

シルベスター・スタローン演じるロッキー(左)とマイケル・B・ジョーダン演じるアドニス・ジョンソン(右)

シルベスター・スタローンが演じるのはもちろん、ロッキー。本作では、ロッキーの永遠のライバルで盟友でもあったアポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンのセコンドを務める。アドニス・ジョンソンを演じるのは、『フルートベール駅で』で高く評価されたマイケル・B・ジョーダンだ。

世界的に有名なボクシングのヘビー級チャンピオンだったアポロは、アドニスが生まれる前に死んでしまったため、アドニスは父のことを何も知らない。それでも、アドニスには明らかにボクシングの才能が受け継がれていた。そして彼は、亡き父がタフな無名のボクサー、ロッキー・バルボアと死闘を繰り広げた伝説の地フィラデルフィアへ向かい、ロッキーを探し出してトレーナーになってくれと頼む。ロッキーはボクシングからは完全に手を引いたと断りつつも、かつての宿敵であり、のちに親友となったアポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見い出し、トレーナーを受諾。ロッキーを味方につけたアドニスはその後、タイトル戦への切符を手に入れる。

監督は、『フルートベール駅で』で数多くの賞に輝いたライアン・クーグラー。ライアンは、シルベスター・スタローン脚本の『ロッキー』シリーズのキャラクターに基づき、脚本を書いた。アドニスと関わりを持つ地元のシンガーソングライター、ビアンカ役には、『グローリー/明日への行進』(14)のテッサ・トンプソン。アポロの未亡人メアリー・アン・クリード役はフィリシア・ラシャド、そして、ボクシングのチャンピオン、"プリティ"・リッキー・コンラン役は、ABA(イングランド/アマチュア・ボクシング協会)ヘビー級チャンピオンに3度輝き、現在はプロ・ボクサーのアンソニー・ベリューが演じている。

なお、『ロッキー』シリーズは1976年に第1作が全米公開。2006年の『ロッキー・ザ・ファイナル』まで6作品が製作された。

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