eワラント証券はこのほど、2015年10月に予定されている日経平均構成銘柄の定期入れ替え予想を発表した。

消費セクターから追加銘柄選定か?

同社は、追加候補として「オリエンタルランド」「リクルートHD」の2銘柄を、除外候補として「日東紡績」「日本曹達」「北越紀州製紙」の3銘柄を挙げ、これらの中から入れ替え対象が選定される可能性が高いと予想している。

日経平均構成銘柄定期入れ替え予想

理由については、現在の日経平均の構成銘柄をセクター別に見ると、素材セクターの銘柄数が多く、消費セクターの銘柄が少ない状態が続いているため、消費セクターから追加銘柄が選ばれ、素材セクターから除外銘柄が選ばれることで、「セクター間の銘柄数バランスの調整が行われる」と分析している。

消費セクターにおいては、日経平均に採用されていない銘柄の中から、採用要件である高い市場流動性を保っている、具体的には「売買代金」が高く「売買高当たりの価格変動率」の低い2銘柄を追加候補として選定。なお、リクルートHDは新規上場後、1年足らずではあるものの、過去データが少ないことを加味した上で、追加候補のひとつとして挙げたという。

一方、素材セクターにおいては、日経平均に採用されている銘柄の中から、市場流動性の低い銘柄、具体的には過去5年間の「売買代金」が低く「売買高当たりの価格変動率」の高い3銘柄を除外候補として選んだとしている。