ANAは8月4日、10月25日から始まる2015年ウィンターダイヤより、羽田=北京/上海線の増便と羽田=広州線を新設することを発表。同日より航空券の予約・販売を開始した。

ウィンターダイヤにおける首都圏発着の北京・上海・広州路線

今回の増便・新設は5月の日中両国による政府間協議で合意に至ったことを受けてのもの。ANAは2014年春の羽田空港の発着枠拡大を契機に、羽田は国際線と国内線の乗り継ぎ拠点空港として、成田は主に北米~アジア間の国際線乗り継ぎ拠点空港としてそれぞれネットワークを強化し、「首都圏デュアルハブモデル」を強化している。

北京線および上海線では現在運航中の羽田朝発・羽田夜着の便に加え、羽田を夕方に出発して昼頃に帰着する便を新設する。なお、羽田=北京/上海線は現行の週7往復から14往復に増便となるが、成田=北京線は現行の週14往復から週7往復へと減便になり、成田=上海(浦東)線は現行の週21往復のままとなる。

羽田発着路線としては中国4都市目(香港を含む)となる広州線を新規に開設することと合わせ、首都圏のみならず国内各地から中国への出張・旅行がより便利になる。羽田=広州線は週7便を新設し、成田=広州線は現行の週7便のままとなる。

運賃例

増便または新規開設となる北京・上海・広州線においても、ビジネスクラスおよびエコノミークラスの各種割引運賃を引き続き利用できる。さらに、増便・新規開設を記念して8月4日より、東京=北京/上海/広州線と名古屋=上海線にて、往復1万9,000円~(別途、サーチャージが必要)から販売となる期間限定のエコノミークラス割引運賃「Super Value」を設定する。

※これらの計画は関係当局への申請・認可を前提としている