JR北海道はこのほど、苫小牧駅直結の商業施設「苫小牧エスタ」を2016年3月末に閉店すると発表した。

室蘭本線を走る普通列車

「苫小牧エスタ」は鉄筋コンクリート造り3階建ての駅ビルとして1982年に開業。開業当初の運営者である苫小牧ステーションビルが2000年に撤退したため、同年6月にJR北海道が資産を買い取り、直営となった。開業時には38店舗が入居していたが、現在は3階に100円ショップなど6つのテナントがあるのみで、1・2階は閉鎖されている。

郊外大型店などの影響もあって長期的な売上げ減少傾向に歯止めがかからず、老朽化にともなう設備更新に大幅な経費増加が見込まれることから、営業の継続は困難と判断した。