SBIホールディングスおよびSBI証券は27日、証券会社向けシステム開発会社「SBI BITS(エスビーアイ ビッツ)」を設立し、8月から営業開始すると発表した。

システム関連業務の内製化を推進

現在SBI証券では、インターネット証券の経営において非常に重要である、システム開発・運用・保守などのシステム関連業務について、複数の会社に業務委託を行っているという。このたびのシステム開発会社の設立により、SBIグループ内でのシステム関連業務の内製化を推進し、SBI証券におけるシステムコストの更なる削減およびサービスレベルの一層の向上、グループ内へのシステム関連ノウハウの集約を目指すとしている。

SBI BITSは、当初数十名規模で営業開始するが、優秀なエンジニアを積極的に採用し、SBI証券からの受注規模を順次拡大していくという。また、将来的にはSBI BITSはSBIグループの海外証券事業や銀行・保険事業など、SBI証券以外のシステム開発を手掛け、システム関連業務のグループ内製化率の向上を図るとともに、インターネット証券最大手のSBI証券におけるシステム開発実績をもとに、グループ外からの受注による成長も目指していくとしている。

新会社の概要

  • 名称:SBI BITS(エスビーアイ ビッツ)

  • 所在地:東京都港区六本木3丁目1番1号 六本木 ティーキューブ20階

  • 代表者の役職・氏名:代表取締役会長 北尾吉孝氏、代表取締役社長 チャン・ソク・チョン氏

  • 事業内容:情報通信機器およびコンピュータソフトウェアの設計、開発、運用、販売、保守管理、監査およびリース業務など

  • 設立年月日:7月21日

  • 営業開始日:8月1日

  • 資本金:100百万円

  • 出資比率:SBIホールディングス 50%、SBI証券 50%