シンクロ・フードが運営する飲食店の出店開業支援サイト「飲食店.COM」は27日、同サイトの造作譲渡情報から、閉店した飲食店の業態と営業年数の調査結果を発表した。それによると、アジア料理、ラーメン、中華、そば・うどん業態では、7割以上の店舗が営業3年以内に、4割以上の店舗が営業1年以内に閉店していた。

閉店した飲食店の営業年数 業態別割合

長続きしやすいのは開店障壁が高い業態

ラーメンは「出店したい業態」としてトップ5に入る一方、閉店する件数も多く、営業年数が3年を超える店舗は3割に満たなかった。なお、「出店したい業態」と「閉店が多い業態」の両方で1位だったのは居酒屋・ダイニングバーだが、営業年数が3年を超える店舗は4割以上を占めた。

閉店までの営業年数が長かった業態を見ると、営業3年を超える店舗が5割以上の業態は、寿司、フランス料理の2業態。このうち寿司は営業11年を超えていた店舗が21.5%と最も高く、フランス料理は1年以内に閉店した店舗が12.8%と最も低かった。寿司とフランス料理は、調理に専門技術が必要となることなどから開店障壁が高く、他業態と比べて開店件数が少ないため、競合店が生まれにくく営業年数も長くなる傾向にあるという。

鉄板焼き・お好み焼きも営業年数3年以上の店舗が46.3%を占めた。これは、設備投資コストの点で開店障壁があるため競合店が生まれにくく、閉店もしにくいのではないかと分析している。