仙台水族館開発はこのほど、宮城県仙台市に「仙台うみの杜水族館」を開館した。

「仙台うみの杜水族館」の建物外観

マリンピア松島水族館88年の歴史を受け継ぐ

同施設は、神奈川県横浜市の「横浜八景島」が運営。今年5月に閉館した「マリンピア松島水族館」の生き物や飼育員を多く引き継ぐ。建物には、9,900平米の延床面積に約100基もの水槽群を有する。テーマごとに構成され、角を曲がるごとに違う世界が広がる場面転換効果で期待感を演出している。

展示の特徴は、「豊かな三陸の海を再現した大水槽など、日本の生きものの展示」「世界中の個性的な生きものの展示」「東北最大級の観覧席を有するイルカ・アシカのパフォーマンスや、動物とのふれあいなどのエンターテインメント性」となる。

見どころは、世界三大漁場の1つ、三陸の海をイメージした幅13m・高さ6.5mの仕切りのない巨大水槽「いのちきらめく うみ」。1日に2~4回、三陸の海に生きる生き物の"いのちのきらめき"「Sparkling of Life」が繰り広げられる。

三陸の海をイメージした幅13m・高さ6.5mの巨大水槽「いのちきらめく うみ」

約1,000人を収容できる東北最大級の「うみの杜スタジアム」では、1日3~7回、1回約20分間のショーが開催。横浜八景島シーパラダイス出身のバンドウイルカと、マリンピア松島水族館出身のカリフォルニアアシカによる共演も観ることができる。

開館時間は、8月23日までが9時から19時30分まで。通常期は18時30分までで、冬期は17時30分までとなる。また、8月8日~16日は8時に開館する。個人の利用料金(税込)は、大人(18歳以上)が2,100円、中・高校生は1,600円、小学生は1,100円、幼児(4歳以上)は600円、シニア(65歳以上)は1,600円となる。