愛知県名古屋市の名古屋市博物館で7月18日から9月27日、魔女をテーマにした展覧会「魔女の秘密展~魔女とは誰だったのか?」が開催される。

グスタフ・アドルフ・シュパンゲンベルク作「ワルプルギスの夜」 1862年 ハンブルク市立美術館

謎に満ちた魔女の世界を紹介

同展ではヨーロッパの魔女の歴史と真実を多角的に紹介する。ヨーロッパの魔女裁判で使用された道具類や絵画など、ドイツ、オーストリア、フランスの30カ所以上の美術館・博物館が所蔵する約100点の展示資料を公開する。魔女をテーマとした本格的かつ大規模な展覧会は日本初とのこと。また、火あぶりの刑や異端審問のシーンを疑似体験できる、メディアインスタレーションを使用したコーナーも設けられる。

そのほか、『シュガシュガルーン』の安野モヨコさん、『FAIRY TAIL』の真島ヒロさん、『山田くんと7人の魔女』の吉河美希さん、『まじもじるるも』で知られる渡辺航さんによる、「魔女」をテーマに描き下ろしたイラストや、魔女をテーマにした『純潔のマリア』(石川雅之さん)、『ふらいんぐうぃっち』(石塚千尋さん)、『ウィッチクラフトワークス』(水薙竜さん)の原画も公開する。

同展の音声ガイドのナレーションは俳優の佐々木蔵之介さんが担当する。開催時間は9時30分から17時(入場は閉館30分前まで)となる。前売り券は一般1,100円、高大生700円、小中生300円、ペア2,000円で、当日券は一般1,300円、高大生900円、小中生500円となる。

(C)Hamburger Kunsthalle/bpk Photo:Elke Walford