映画『ジュラシック・ワールド』の来日記者会見が13日、都内で行われ、PRのために来日したブライス・ダラス・ハワード、ニック・ロビンソン、タイ・シンプキンス、コリン・トレボロウ監督、そして、日本語吹き替え声優の玉木宏、木村佳乃、松岡茉優が出席した。

左からザック役のニック・ロビンソン、クレア役のブライス・ダラス・ハワード、コリン・トレボロウ監督、グレイ役のタイ・シンプキンス

本作は『ジュラシック・パーク』シリーズの第4弾となる最新作。公開から1カ月たたずして全米歴代興行収入5位にランクインする大ヒットを巻き起こしている中、PRの最終地として監督・キャストが来日した。

コリン・トレボロウ監督は「(パークの創設者)ジョン・ハモンドの夢、実際に恐竜と人間が会うという夢が実現できた」と感慨深げに語り、監督抜擢についてスティーブン・スピルバーグから直接連絡があったと説明。「彼は長年『ジュラシック・パーク』の続編を作りたいと考えていた。本当に作る意味があるのであれば作りたいと」と当時のやりとりを明かし、「一番の挑戦は、今までのものを模倣するのではなく、まったく新しい現代の若者のためのジュラシック・パークを作ること。それを達成することができたと思う」と自信をのぞかせた。

施設の最高責任者・クレア役を演じたブライス・ダラス・ハワードは、「私が12歳の時に『ジュラシック・パーク』を見て興奮したように、現代の若者のみなさんがこの作品に夢中だと知り、ワクワクしている」と興奮。ザック役のニック・ロビンソンは「この作品の一部になれたことは特別なこと。すばらしい経験」と喜びを爆発させた。グレイ役のタイ・シンプキンスも「『ジュラシック・パーク』シリーズの作品に出られるということは、夢がかなったようなすばらしいこと。シリーズの大ファンだし、恐竜も大好き」とうれしそうに話し、「オリジナルのファンの人も絶対に満足できる、オリジナルの精神を継承した作品」とアピールした。

本作で登場する恐竜に近寄れる球体の乗り物"ジャイロスフィア"の話題になると、監督は「実際に作った。リアルに乗っているので、観客も感情移入できるんだと思う」とコメント。シンプキンスは「うわ~! おもしろそう! ってワクワクして乗り込んだんですけど、実は居心地が悪いんです」と無邪気に打ち明け、「エアコン周り、椅子周り、もう少しどうにかできるんじゃないかという気持ちはありますが、かなりイケてる乗り物です!」と続けると、会場からはクスクス笑いが起こり、ハワードも大爆笑だった。

最後に監督は「映画は劇場で見て共有するもの」と伝え、「この作品はみんなで見られる映画。怖さやおもしろさ、ロマンスもあり、スリリングな部分もある。愛する人たちと一緒に劇場で見て、みんなで楽しんでほしい」と呼びかけた。