日本KFCホールディングスは30日、24都府県の「ケンタッキーフライドチキン」計290店舗で、クレジットカードの利用代金を誤って請求していたと発表した。

誤請求総額は189万5,373円

同社は、2015年5月11日~6月12日に、顧客から利用代金の請求に関する4件の問い合わせを受け、各カード会社への確認および対象店舗の決済システム、機器の調査を実施。その結果、パナソニック システムネットワークス製のクレジットカード決済POSターミナルを導入した一部店舗で、同端末に搭載するクレジットカード読み込み制御ソフト(ドライバー)に問題があり、誤った決済情報がカード会社に送信されたため、一部の顧客に対し、利用代金を誤請求するケースが発生したことがわかった。

誤請求の発生期間は2015年1月29日~6月19日、件数は1,514件、総額は189万5,373円。誤請求があったカードブランドは、VISA、MasterCard、Diners、JCB、AMEXの5種類。対象客については、カード会社を通じて返金の手続きを行う。

同端末の導入店舗では、クレジットカードの取扱いを一時停止し、問題が特定されたドライバーの改修と検証テストを行い、7月下旬には復旧する見通し。同社は、利用者や関係者に謝罪するとともに、今後は再発防止に努めるとしている。