現在、全国47都道府県をまわるツアー「UNDER THE MOON」を開催中のラッパー・KREVAが、ツアーのために制作された楽曲「47都道府県ラップ」の映像をYouTubeで公開した。

「47都道府県ラップ」を披露するKREVA

同映像は、昨年9月のイベント「908 FESTIVAL ~完全1人武道館~」で披露されたもので、KREVA自ら"ライム=韻"を説明する「ライミング講座」。ステージ上には日本地図が描かれたホワイトボード、背後には巨大モニターが設置され、KREVAは教師を模した衣装で登場する。

冒頭で「47都道府県、もうすぐ名が轟くぜ」と口ずさみながら、「上からいってみましょう」とスタート。「どっかいこう、北海道」といったように、楽曲名通り、北海道から沖縄まで日本全国47都道府県をライミングしながら順に紹介していく。

巨大モニターには所々で全国の名所の風景が映し出され、小旅行気分も味わえる。沖縄まで終えると「授業中だけど一緒に歌おうか」と語りかけ、「だいたいで~」「知ったふりしながら~」と呼びかけながら観客とメロディを合唱。"授業"が終わり客席から盛大な拍手が起こると、予想外に盛り上がったからかKREVAは「えっ! ウソ!?」「よかった?」と驚きを隠せない様子で観客を笑わせた。

なお、KREVAが土地について前面に押し出して歌うのは初めてではなく、2ndアルバム『愛・自分博』(2006年)の収録曲「江戸川ロックオン feat.CUEZERO, WADA」では、出身地である東京都・江戸川区について歌唱。地元愛を言葉にしている。

ソロデビュー10周年記念ツアー「UNDER THE MOON」は、残すところあとわずか。バンドメンバーのドラマー・白根佳尚の急病で延期となった6月20日の大阪・フェスティバルホール公演は、8月25日に振替公演が行われる。