音楽プロデューサーの小室哲哉、大沢伸一、田中知之、☆Taku Takahashi、タレントで歌手のIMALUが29日、都内で行われた音楽配信アプリ「AWA」のCM記者発表会に出席した。

左から藤田晋AWA代表取締役社長、田中知之、大沢伸一、IMALU、小室哲哉、☆Taku Takahashi、松浦勝人AWA代表取締役会長

サイバーエージェントとエイベックス・グループ・ホールディングスは、共同で会社を設立し、定額制音楽配信アプリ「AWA(アワ)」を5月27日から提供を開始。同アプリは、月額360円/1,080円で洋楽・邦楽とも多彩なジャンルから楽しむことができる。

同アプリのCM発表会に、音楽プロデューサーの小室哲哉らがステージ上に登壇。同アプリについて小室は「『買ってもらう』んじゃなくて、これからは『聴いてもらう』という原点に戻れることが一番大きいですね。今まではYouTubeとかで検索して聴いたりしていたと思いますが聴いている音はMP3。今回は圧倒的に音楽に特化したものだし、音質を聴いてもらう時に襟を正すというか、聴いてもらおうという意識が加わりますね」と作り手側としての意識の変化を語った。音楽業界はここ10数年、CDの発売などが右肩下がりで停滞しているが、同アプリができたことで「間違いなく音楽の配信は戦国時代になっていくと思いますよ。それによってアーティストの闘争心みたいなものが湧くと思うし、チャートも日本初の配信ということで実感があってユーザー目線で曲を作れる気持ちにはなれますね」と音楽業界の活性化を期待している様子だった。

発表会の最後にはスペシャルゲストとしてIMALUが登壇し、AWAの松浦勝人会長と藤田晋社長に花束を贈呈。その後にIMALUがお気に入りの曲をリスト化した「プレイリスト」を発表し、「ここ3、4年はEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)にハマっています。今年の夏に聴きたいと思う曲を集めてみました」と説明しながら「音楽活動をこっそりとやらせてもらっていますが、今年は再始動じゃないですけど、色々と頑張りたいと思っています」と音楽活動に意欲を見せていた。