俳優の高杉真宙が30日、東京・丸の内のABCクッキングスタジオで行われた、自身が主演を務める昼ドラ『明日もきっと、おいしいご飯~銀のスプーン~』(東海テレビ・フジテレビ系 毎週月~金曜13:25~13:55)のバースデーイベントに登場し、自らの女装姿が「お母さんとめっちゃ似ている」と告白した。

19歳の誕生日を迎える高杉真宙

この日は、高杉が7月4日に19歳の誕生日を迎えるのを記念し、感謝の意を込めて、今回の昼ドラのキーワードである家族の絆・思い出を象徴する「オムライス」をファンとともに料理。抽選で選ばれたファン8人が、ケチャップでバースデーメッセージを書き、その中から高杉が優勝者を選んだ。

この優勝特典は、高杉とのツーショット写真と7月3日発売の写真集『高杉真宙 Photo Collection METAMORPHOSIS』をサイン入りでプレゼントするというもの。写真集は、高杉が美しい金髪の女性など、さまざまな女装も披露しているが、そこでの自身の姿が「お母さんとめっちゃ似ているんです」と告白した。電話で話した母親は「喜んでいいのかどうか分からない」と困惑しているそうで、母親は友達からも「似ている」と言われたという。

高杉にとって女装は、過去に学校の文化祭や忘年会でふんしたことはあるものの、メークを施すような本格的な形は初めてという。撮影は「すごく楽しかったです」といい、お気に入りの女装写真も披露し、「撮られていくうちにテンションが上がっていった」と当時の心境を振り返った。ただ、周りから「(女装癖に)目覚めるんじゃない?」と冷やかされても、「僕は男だという意識しかなかった」と、気持ちは揺れなかったようだ。

オムライス作りはまず、ドラマの撮影でも作っている高杉がお手本を披露。慣れた手つきで完成させ、ABCクッキングスタジオの講師からも「すごく(手際が)いいです。さすがです!」と絶賛された。作り終わったときは汗をかくほどで、高杉も「料理って運動のような気がします」という力作。ケチャップの文字は、今回の昼ドラが前日に撮影終了したことを受け「オールアップ」と書き込み、「3カ月間撮り続けて大変だったんですけど、撮り切って爽快感と寂しさがあります」と心境を語った。

その後は、ファンのオムライス作りを優しく指導。特に、最後に卵をフライパンからチキンライスの上に移す作業は、自身も苦戦したことから応援に熱が入った。優勝には、ケチャップでウサギに見立てたデザインのオムライスを選出。高杉とのツーショット写真の撮影に、優勝者は至福の表情を浮かべていた。

いよいよ最後の10代を迎える高杉。「今回の(昼ドラの)現場でいろんなことを学んで、いろんな人に支えていただいた」と感謝の気持ちを表した上で、「これから20歳に向けて(学んだことを)積み上げていって、もっともっと成長できたらと思います」と抱負を語った。