ヤマハは6月25日、サラウンドシステム「YAS-105」と「SRT-700」を発表した。発売はYAS-105が7月中旬、SRT-700が7月下旬。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はYAS-105が28,000円前後、SRT-700が35,000円前後だ(いずれも税別)。

「YAS-105」(上)と「SRT-700」(下)

YAS-105はW890×D131×H53mmと、スリムなワンバー状のボディを採用するサウンドバー。一方のSRT-700は、42V型まで(耐荷重30kg)のテレビを設置できるサウンドステージ。SRT-700のサイズはW546×D300×H65mmで、上に乗せられるテレビのスタンド部分サイズはW545×D280mm以下だ。

「YAS-105」(左)と「SRT-700」(右)の設置イメージ

使用しているスピーカーユニットは、YAS-105がφ55mmフルレンジ×2本とφ19mmバランスドーム型ツィーター×2本、φ75mmサブウーファー×2本。SRT-700が40×100mm楕円形フルレンジ×2本とφ75mmサブウーファー×2本だ。アンプの出力はいずれも30W×2+60Wの計120W。独自の「Advanced Bass Extension Processing」を搭載しており、パワフルな低域再生を実現する。

バーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」を搭載しており、前方だけでなく左右や後方にもスピーカーを設置しているような、7.1ch相当のサラウンド音場を再現できる。

視聴モードにはステレオ再生とサラウンド再生を用意。サラウンド再生時には、テレビ番組 / 映画 / 音楽 / スポーツ / ゲームの5つのプログラムを切り替え可能だ。なお、サラウンドプログラムの切り替えには、スマートフォン向け専用アプリ「HOME THEATER CONTROLLER」から操作する必要がある。HOME THEATER CONTROLLERでは、サラウンドプログラムの選択のほかに、音量調整や入力の切り替えなどの操作が可能だ。アプリはAndroid版とiOS版を用意し、いずれもインストールは無料だ。

バーチャルサラウンド技術「AIR SURROUND XTREME」

入力端子は光デジタル×1、同軸デジタル×1、φ3.5mmステレオミニ×1の計3系統を装備。また、YAS-105のみサブウーファー出力×1を装備している。Bluetoothにも対応しており、スマートフォンなどの音楽をワイヤレスで再生可能だ。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、利用可能な音声コーデックはSBCとAAC。