高級レストランのコース料理の場合、魚料理と肉料理が両方含まれていることが多いと思います。肉料理では、ナイフを使用することがほとんどですが、どこから切ればいいのかご存じですか? 今回もマナーの専門家 松井千恵美先生に教えてもらいました。

必ず左側から切り始める

お肉料理など、ナイフを使用する場合は必ず左側から、食べる分だけ切ります。最初に全部一口大に切ってしまう人がいますが、これは好ましくありません。料理が冷めてしまいますし、見た目もよくありません。必ず、一口分だけ切り、首を前に出さず、体全体を前に出すイメージで食べるようにしましょう。

左側から一口分だけ切ります

食べる際は首を前に出してしまわないよう、姿勢に気をつけましょう

口直し (グラニテ)

口直し (グラニテ) はフルコースの時に出てきます。口の中をさっぱりさせ、次の料理をおいしくいただくために出されます。シャーベットのようなもので、主に肉料理の前に出てきます。

外側のスプーンを使用します

一口分をすくって食べましょう

肉料理の食べ方 (良い例)

肉料理の食べ方 (ダメな例)

撮影協力 アルジェントASO

教えてくれたのは……

マナー講師 松井 千恵美さん

桜ことスクール 代表。CA養成スクールでメイク・立ち居振る舞い等の講師実績を持ち、お箏 (こと) の家元が教える大人のためのマナースクールを運営。美しく品格ある大人の女性を目指す方のみならず、企業や教育関係での講義にも定評がある。


執筆:松田識史

株式会社アスラン編集スタジオの編集ライター。専門紙の記者を経て同社に入社。ビジネス分野からライフスタイルまで、幅広いジャンルの書籍や雑誌、Web媒体の企画・構成・執筆などを行っている。

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