楽天が運営する、クチコミ就職情報サイト「みんなの就職活動日記(以下、みん就)」は6月22日、2016年卒業予定の学生を対象に調査した「IT業界・就職人気企業ランキング」を発表した。

1位はNTTデータ、2位はグーグル

同ランキング」は、2016年卒業予定の「みん就」の学生会員を対象に、2014年10月14日~5月17日にかけて実施したアンケート結果を集計したもの。調査対象企業191社のうち、志望する上位5社を選択してもらい、「仕事」や「会社」「職種」などの観点から魅力を感じる点を聞いた。有効回答件数は4,045人。

総合ランキングでは、昨年に続きNTTデータが1位となった。2位はグーグルで昨年8位から大きく順位を上げている。3位は昨年7位の富士通だった。

総合ランキング(1位~10位)

トップ10内の企業は昨年と大きく変わりはないが、今年はメーカー関連企業の人気が目立つ。上位50社中24社が昨年より順位を上げ、そのうちメーカー関連企業8社がランクアップした。特にNEC、富士ゼロックス、日本アイ・ビー・エムや富士通グループの企業が大きく順位を上げている。

IT業界を志望する理由「社会に役立つ仕事ができそう」

IT業界に興味を持っている、志望している主な理由を聞いたところ、約4割が「社会に役立つ仕事ができそう」と回答した。2位は「ITなど専門スキルが身に付きそう」(28.6%)、「実力があれば若いうちから活躍できそう」(16.1%)だった。

将来、ITを生かして起業・独立したいと思うか尋ねると、約3割の学生が「そう思う」と回答した。回答した学生が志望する企業の上位3社は、ディー・エヌ・エー(総合32位)、グリー(同38位)、日本アイ・ビー・エム(同22位)となっている。