『007』シリーズ最新作『007 スペクター』(12月4日公開)の最新映像となるロケ地・メキシコからのビデオブログ第4弾が16日公開され、アバンタイトル(オープニング)の内容が明らかになった。また、メキシコでのメイキング写真も公開された。

アバンタイトル(オープニング)の舞台はメキシコ「死者の日

『007』シリーズは毎回、作品の魅力が凝縮されたオープニングでスタートし、『007/カジノ・ロワイヤル』では、激しい肉弾アクションを全編モノクロ映像で見せ込み、締めはガンバレル・シーン。続く『007/慰めの報酬』は『007/カジノ・ロワイヤル』のラスト直後のシーンで始まり、イタリア・シエーナ山間部の道路で迫力あるカーチェイスが繰り広げられた。そして前作『007 スカイフォール』では、イスタンブールのグランドバザールでのバイクチェイスシーンから、列車上での格闘戦、そしていきなりのボンド“射殺”シーンで観客を魅了した。

今回判明した最新作のアバンタイトルの舞台は、死者を陽気に迎える祝祭日で生まれ変わりを象徴するメキシコ「死者の日」。サム・メンデス監督は「刺激的、濃厚な世界に、観客を投げ込みたいんだ。メキシコの『死者の日』には、どこを見ても、色彩とディテールと生命感にあふれている」とねらいを語り、「山車やガイコツも作ったし、衣装も見事で、職人技が生きている」と自信をみせている。

撮影は実際の「死者の日」でロケを行ったのではなく、撮影用に祭りを再現。CGなどは使用せずに1,500人分の着替えを75分(1分で20人)で行うなど、衣装から何からすべてを完全再現した。  


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