女優の蓮佛美沙子が、7月9日スタートのTBS系ドラマ『37.5℃の涙』(毎週木曜21:00~、初回15分拡大)で民放連続ドラマに初主演することがこのほど、わかった。

左から水野美紀、成宮寛貴、蓮佛美沙子、速水もこみち、藤木直人

原作は、小学館発行のコミック誌『月刊Cheese!』で連載中の椎名チカ著の同名漫画。"37.5℃"は、子供の体温がこのボーダーラインを越えると保育園から"お迎えコール"がかかるという数字で、仕事中でも子供を迎えに行かなくてはならない。蓮佛は、そんな緊急時に親に代わって子供の世話をする病児育児士を熱演。髪を35cm以上もカットし、撮影に挑む。

蓮佛演じる松崎桃子は、笑顔が苦手でうまく笑えないことから保護者とのコミュニケーションがとれず、1年で契約を打ち切りになった元保育園の先生。桃子は訪問型病児育児の「リトルスノー」に拾われ、病児保育士として再出発し、仕事、恋、家族、友情に向き合いながら成長していく。

不器用な桃子の成長を見守りながら支える上司・朝比奈元春役は成宮寛貴、リトルスノーの顧客でシングルファーザーの篠原健介役は速水もこみちが演じ、この2人との恋の三角関係も描かれる。そして、マニュアル重視の鉄板面上司・柳主税役は藤木直人、先輩保育士の関めぐみ役は水野美紀、桃子の過去に暗い影を落とす母・富美子役は浅野温子、兄・優樹役は水上剣星、幼なじみで親友の優美香役にはトリンドル玲奈が決定。そのほか、鈴木梨央、滝沢沙織、西村和彦らも名を連ねる。

主演の蓮佛は、演じる桃子について「不器用だけど前向きに頑張っている女性。出会う家庭の事情とさまざまな出来事につまずいて、失敗して、叱られて、泣いて、笑って、恋をして、桃子はまた悩みます」と説明し、「原作を読んで、できるだけ主人公に近づこうと髪を切りました」と決意。「(成宮、速水、藤木演じる)すてきな男性たちに囲まれてうれしい反面、浅野温子さんが迫力満点にちょっと怖いお母さんを見せてくださると思います」と共演陣についてもコメントしている。

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