楽天が運営するクチコミ就職情報サイト「みんなの就職活動日記」は6月5日、2016年卒業予定の学生を対象に実施した「就職人気企業ランキング」の結果を発表した。

総合ランキング10位

製造業の人気目立つ

同ランキングは、2014年10月14日~2015年4月30日にかけて、インターネットおよび就職フォーラム会場で実施したアンケートをもとに集計したもの。有効回答者数は7,079人。

1位は「電通」(昨年2位)となった。2位は「全日本空輸」(昨年1位)、3位は「伊藤忠商事」(昨年7位)であった。上位10位以内にはそのほか、「サントリーグループ」(昨年19位→6位)、「ニトリ」(昨年16位→7位)がランクインしている。

今年は上位100社の中で、製造業の人気が目立った。昨年は15社がランクインしたが、今年は34社と倍以上に増えており、そのうちの27社が昨年よりも順位を上げている。サントリーグループに加え、味の素、ネスレ日本、キリンなどの食品・飲料メーカーや、トヨタ自動車や日立製作所、三菱電気などの自動車・電機メーカーがランクアップした。

志望理由別の1位は?

学生の志望理由別で見ると、「会社の魅力:経営者・ビジョンに共感」の1位は、昨年同ランキング1位の総合ブライダル企業「TAKAMI BRIDAL(高見)」となった。2位には「双日」、3位には昨年同ランキング2位の「Plan・Do・See」がランクイン。3社は共通して、FacebookなどのSNSで新入社員研修や社員の紹介などを積極的に発信している。

「企業の社会的責任の魅力:地球環境に配慮している」は、昨年同ランキング2位の「住友林業」が1位、2位は「一条工務店」、3位は「TOTO」となった。

「仕事の魅力:海外で働ける」では、トップ10内に総合商社6社がランクインした。昨年は総合商社以外に外資系企業も数社ランクインしたが、今年は「日本郵船」が4位、「全日本空輸」が8位、「トヨタ自動車」が9位、「三菱重工業」が10位と、トップ10を全て日本企業が占めた。