Q.夫婦で家計はどのように管理していますか?

家計を管理するのは私の役目。毎日の支出を記録するのは大変だけど、なんだか節約が楽しくなってきた!! 貯金額が増えていくのを見るとニヤニヤが止まらないわ~。今回はマイナビニュース会員の既婚女性150名に、夫婦で家計はどのように管理しているか聞いてみた。

Q.夫婦で家計はどのように管理していますか?

(財布は同じ)夫・妻の収入を合わせて妻が管理:54.0%
(財布は別々)夫・妻それぞれで自分の収入を管理、夫婦の共有財布・口座にお金を出し合っている:20.0%
(財布は別々)夫・妻それぞれで自分の収入を管理、支出項目によって分担している:14.7%
(財布は同じ)夫・妻の収入を合わせて夫が管理:6.7%
その他:4.6%

Q.その管理方法のいいところ、悪いところを教えてください。

「夫・妻の収入を合わせて妻が管理」派の意見

■それが合理的
・「二人で節約する意識ができるから」(33歳/情報・IT/事務系専門職)
・「夫婦での貯金額や出費を把握できるので見直すことができる」(31歳/建築・土木/事務系専門職)
・「それが一般的」(25歳/生保・損保/営業職)
・「貯蓄がどれだけあるか分かりやすい」(32歳/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「節約が得意な方が管理すれば貯金しやすい」(34歳/情報・IT//秘書・アシスタント職)
・「お互いの収入は把握するべきだから」(34歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

■任せてもらえるのは信頼の証
・「全体の収支が分かりやすい。でも使い込みにつながるなど、お互いに信用がなければ成り立たない」(28歳/電機/技術職)
・「収入を一本化しているので、収支がわかりやすく貯蓄しやすい。私は仕事で経理事務をしていて数字に強く、夫は数字に弱い。すべて任せてもらっているので責任もあり、管理にやりがいも感じる」(41歳/商社・卸/その他)

■妻の天下
・「へそくりができる」(28歳/ソフトウェア/技術職)
・「実は自分の都合の良いように使えるから」(32歳/金融・証券/営業職)
・「自分で取り締まれるからいいところばかり」(32歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)
・「夫の自由はない」(26歳/学校・教育関連/専門職)

■夫の無駄遣い防止
・「夫はお金の管理ができないので、妻である私が一人で管理してる方がいいと思う」(34歳/その他/その他)
・「私は収入がないので、夫の収入を管理しています。夫はあればあるだけ使ってしまうので、お小遣い制にしています」(49歳/主婦)
・「手元にないからか、主人がお金を使わなくなった」(31歳/ホテル・旅行・アミューズメント/営業職)

■こんな意見も……
・「夫が稼いでくれてるのに私が管理するのも気がひける」(27歳/医療・福祉/専門職)
・「自由に使える反面足らない時に言いづらい」(50歳以上/その他/販売職・サービス系)
・「1つにした方が管理しやすいけど、管理している方が倒れたりしたら大変になりそう」(34歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「旦那の金遣いの荒さをセーブできるが、旦那は自分の財布の中身にしか興味がないので家計がピンチだという実感を持ってもらえない」(25歳/印刷・紙パルプ/営業職)

「夫・妻それぞれで自分の収入を管理、夫婦の共有財布・口座にお金を出し合っている」派の意見

■自由かつ平等!!
・「いちいち割り勘しなくてすむから」(30歳/商社・卸/事務系専門職)
・「生活費以外は自分の自由に使えること」(32歳/医療・福祉/専門職)
・「お互いの意識がきちんと区別されるところがよいと思う」(33歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「お財布は基本別々なので、自分自身で無駄遣いしようと思えばできること。気楽でいい」(34歳/商社・卸/事務系専門職)
・「財布が別々なので自分の自由にできるので、誕生日などのプレゼントなど、自分のお金で買って渡せるのが良い」(27歳/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

■プライバシーも守れる?
・「自分の貯蓄額がバレないからよい」(37歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「お互いの稼ぎに干渉しなくて良い」(29歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)

■デメリットも
・「全体での収支がわからない」(31歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)
・「予定外の出費のときに、なかなか言い出せないことなど」(47歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)
・「自分のお小遣いが確保できることがメリットだが、お互いがそれぞれ何に使っているのかわからないから、家計のムダを見直せないのがデメリット」(27歳/医療・福祉/専門職)

「夫・妻それぞれで自分の収入を管理、支出項目によって分担している」派の意見

■自由で気楽!!
・「自由なところがいい」(28歳/情報・IT/営業職)
・「けんかにならない」(50歳以上/小売店/販売職・サービス系)
・「お財布が別なのでそれぞれ管理が楽」(32歳/専門サービス/事務系専門職)
・「夫婦別なので、お互いに干渉しなくて気楽だし、お互いそんなにお金を使うタイプでもないので貯金もできている。悪いところは、特に今のところない」(30歳/金融・証券/秘書・アシスタント職)

■夫の収入・支出が不明
・「お互い自由にお金が使える。ただ相手がどれくらい使っていえるか把握できない」(34歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「いいところは特になし、悪いところは相手の収入が把握できないところ」(47歳/生保・損保/営業職)
・「相手の支出がわからない」(30歳/学校・教育関連/クリエイティブ職)

■問題もチラホラ
・「お互いお金の使い方には心配がないから、管理は別々にした方がストレスにならない。悪いところは、仕事をやめられないところ」(30歳/電機/事務系専門職)
・「自分が払う分以外の節約が難しいかも」(43歳/ソフトウェア/技術職)
・「いつでも離婚できるので、良くも悪くもある」(28歳/商社・卸/営業職)
・「確実に自分の貯金を増やせるので、万が一離婚になったときも金銭で揉めることは少ないと思う。固定費以外の食費などは買い物した方が払うことになっているので(今育休中なので)食品や子供用品など自分ばかり負担している感じがして損な気がしてくる」(30歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

「夫・妻の収入を合わせて夫が管理」派の意見

■賛否両論?
・「夫が金銭感覚が優れているので安心して任せられる」(26歳/学校・教育関連/事務系専門職)
・「いくら貯金できているのか私は知らない」(26歳/医療・福祉/専門職)
・「夫の収入がわからない」(26歳/運輸・倉庫/営業職)
・「自分としては不満」(50歳以上/主婦)

■総評
夫婦での家計管理について聞いた今回。やはりダントツで多かったのは、「1つの財布を"妻"が管理する」(54.0%)というものだった。食品や日用品といった日々の買い物は妻が担当することが多いようで、「お金を使う人が管理する」というのが自然な流れなのかもしれない。夫の無駄遣いを嘆く人や、"へそくり"にいそしむ人、管理にやりがいを感じる人などさまざまだが、妻側の満足度はおおむね高い模様。とはいえ、「お金が足りなくなった時に言いづらい」「管理している方が倒れたりしたら大変」「夫に家計がピンチだという実感を持ってもらえない」といった声もあった。

一方、4つの選択肢の中では最も少なかった「1つの財布を"夫"が管理する」(6.7%)というパターン。「夫が金銭感覚が優れているので安心」という声もあったが、「どうなっているのか、まったくわからない」など、多くの妻が現状に不満を抱いていた。収支が開示されているならまだしも、すべてがブラックボックスの中というのは確かに不安なもの。いざという時の備えがどれくらいあるのかは、最低でも知っておきたいところである。

「夫婦それぞれが自分の収入を管理し、共有の財布・口座にお金を出し合う」(20.0%)というケースでは、「残ったお金を自由につかえる」「お互いに干渉することなく気楽」という回答が多く寄せられた。中には「誕生日などのプレゼントなど、自分のお金で買って渡せるのが良い」というメリットを語る人も。ただし、このケースと「夫・妻が支出項目によって分担する」(14.7%)というケースでは、夫婦ともに家計の全体像を把握できないのが最大の難点。決められた金額以外は、ついつい無駄遣いしてしまうという声もチラホラ……。"自由"と"節約"は両立できないのが難しいところだ。

調査時期:2015年4月6日~2015年4月26日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:女性150名
調査方法:インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません