伊予鉄道はこのほど、今年度の施策をまとめた「IYOTETSUチャレンジプロジェクト」を公表した。電車・バスの車両デザインの一新、新型車両導入の検討、外国人観光客受け入れ体制の整備などを掲げている。

オレンジ色に統一された伊予鉄道の市内電車・路線バスのイメージ(画像は伊予鉄道提供)

同プロジェクトによれば、伊予鉄道の電車・バスの車体カラーは今後、「愛媛らしさ」を表現するオレンジ色に統一し、新たに制作した「IYOTETSU」ロゴが車体側面などに配置されるという。ロゴは安定感と信頼感を表すどっしりとした線で「伊予鉄」のローマ字表記を描いたデザインとなり、「O」の部分は人と人が向き合うイメージや車輪を表現している。

松山市内を走る路面電車への新車導入の方針も明らかに。通勤・通学や生活の足としての利用に加え、観光客にも利用される交通機関として定着していることから、「環境にやさしく、人と電車が共存するまちづくりの実現に向けて連結型LRTの導入を検討します」と宣言した。

あわせて駅やバス営業所での英語表記も推進し、外国人観光客への対応も強化。これまでさまざまな種類の形状や表記が混在していた駅名表示や行先表示案内などの標示を見直し、英語表記を取り入れつつ、形状などを統一し、わかりやすい表記に改めるとしている。