富士急行は1日、ペットを連れて列車に乗る人を対象とした乗車券「一緒におでかけフリーきっぷ」を発売した。ペットと一緒に乗車する利用者のみを対象とした鉄道フリー乗車券の販売は全国初の試みだという。

ペットを車内に持ち込む人を対象とした乗車券「一緒におでかけフリーきっぷ」イメージ

法律上、ペットを連れて公共交通機関に乗り込む際は手回り品の扱いとなり、ペットキャリーなどの容器に入れた上、持込み手荷物として「手回り品きっぷ」の購入が必要となる。今回発売された「一緒におでかけフリーきっぷ」は、乗車する本人のきっぷとペット用の手回り品きっぷの両方の効力を持つ乗車券で、富士急行線の普通車自由席が発売当日から2日間乗降り自由となる。

発売額は2,280円で、富士急行線大月駅・富士山駅・河口湖駅で通年販売。なお、「一緒におでかけフリーきっぷ」1枚で持ち込めるペット収納用の容器は1個とされ、2個以上持ち込む場合は容器1個ごとに別途、「手回り品きっぷ」(1枚280円)が必要となる。