シャープは6月1日、縦型洗濯乾燥機の新製品として、洗濯容量9kgの「ES-GX950」と洗濯容量8kgの「ES-GX850」を発表した。発売は6月25日。価格はオープンで、推定市場価格はES-GX950が170,000円前後、ES-GX850が160,000円前後だ(いずれも税別)。

左からES-GX950、ES-GX850のピンク系、シルバー系

ES-GX950とES-GX850は、「WIDEマウス&LOWボディ」によって衣類を出し入れしやすくした縦型洗濯乾燥機。投入開口部の面積は前モデル「ES-TX840」に比べて約23%拡大し、投入開口部の高さは前モデルより25mm低くなった。前モデル同様、内フタを省略しているのも特徴だ。投入開口部を新設計にしたことによって、洗剤ケースは幅135mmの「ワイド洗剤ケース」を新たに採用した。

WIDEマウス&LOWボディの新設計によって衣類を出し入れしやすく。下段左はシングル毛布がすっぽりと収まる様子。下段右の女性は身長154cm。成人女性の平均身長154.2cm(シャープ調べ)に合わせて設計されている

左が新モデルの洗剤ケースで、右が前モデルの洗剤ケース

洗濯槽には引き続き「ダイヤカット穴なし槽」を採用。槽内壁に施されたダイヤカットの凹凸によって、水流を加速するほか、こすり洗い効果を発揮する。パルセーター(洗濯槽底部の羽根)には、イルカの尾びれ形状を応用した「Wウイング ドルフィンパルAg+」を搭載。竜巻状の巻き上げ水流で汚れを落とす。

洗浄方式「穴なしサイクロン洗浄」に、衣類の上から水を注ぐ「パワフルシャワー」を追加した。パワフルシャワーによって、洗濯物を沈めてすばやく洗浄液に浸す。

穴なしサイクロン洗浄にパワフルシャワーを追加

ES-GX950で洗浄した衣類の例

乾燥機能では引き続き、水洗いできない衣類をプラズマクラスターイオンによって除菌・消臭する「ハンガードライ&リフレッシュ」、部分洗いした場所のみをすばやく乾かせる「スポット乾燥」を搭載している。

デザインは一新され、ガラストップを採用した。フラットなデザインで、簡単に掃除できるとしている。内フタがなく、ガラス素材を使用しているため、洗濯中の様子も観察可能だ。ダンパー機構のため、軽い力で開閉できるほか、手を放しても静かに閉まる。

ガラストップを採用。シースルー仕様なため、運転中の洗濯槽内の様子を確認できる

サイズと重量はいずれもW600×D665×H1,020mm/46kg。洗濯・乾燥容量はES-GX950が9kg/4.5kg、ES-GX850が8kg/4.5kg。消費電力量は洗濯のみでES-GX950が90Wh、ES-GX850が67Wh、洗濯~乾燥で1,600Wh。カラーはES-GX950がゴールド系、ES-GX850がピンク系とシルバー系。