英国ジャガー・ランドローバーはこのほど、イングランドで開催されるラグビーワールドカップ2015特別仕様の「ディフェンダー」を開幕に先立って初披露した。

「ラグビーワールドカップ2015仕様ディフェンダー」

初披露に際し、テムズ川をティルベリー・ドックからタワー・ブリッジまで移動させた巨大なラグビーボールの中から出現するという演出を実施。5月21日の午後(現地時間)から姿を表した高さ8.2mの巨大なラグビーボールは、テムズ川を25マイル移動し、ロンドンのランドマークとして知られるテムズ・バリア、ノース・グリニッジ・アリーナ、カナリー・ワーフ、タワー・ブリッジを通った後、バトラーズ・ワーフに係留された。

その後、22日の明け方にボールが開き、ラグビーワールドカップ2015仕様の「ディフェンダー」が登場。運転はランドローバーのアンバサダーであり、ラグビーワールドカップ2003のイングランド代表優勝メンバーでもあるルイス・ムーディー氏が務めた。同車両は「ディフェンダー 110」をベースとし、ラグビーワールドカップのトロフィー「ウェブ・エリス・カップ」を収めるための一体型特製展示ラックを装備。6月10日から英国とアイルランドを巡る100日間のラグビーワールドカップ・トロフィーツアーで使用される。

ラグビーワールドカップ・トロフィーツアーは、大会組織委員会のイングランドラグビー2015が運営するもので、同車両は英国とアイルランド国内を巡った後、開会式が行われる9月18日のトゥイッケナム・スタジアムに届ける重要な役割を担うという。