国土交通省は5月1日、4月14日から運用を停止していた広島空港におけるILS(Instrument Landing System 計器着陸装置)の仮設機材による仮復旧作業の完了を見込み、早ければ5月4日から運用を再開することを発表した。

今回、運用再開となるのはカテゴリ-Iで、より精度の高いカテゴリーIIIの本格復旧については、現時点では年内に運用を再開できる見通しとなっている。

運用再開にあたっては、航空局所有の飛行検査機による性能確認を行うため、天候状況等により延期される可能性がある。ILSを使用することにより、西側(滑走路10側)からの着陸時における気象条件が、現状の滑走路方向の地上視程が1,600m以上であることから、滑走路方向(滑走路10側)の視程が550m以上であることに緩和される。