俳優でダンサーの森山未來が22日、都内で行われた、ダンスフェスティバル「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015」の記者発表会に出席した。

ダンスフェスティバル「Dance Dance Dance @ YOKOHAMA 2015」の記者発表会に出席した森山未來

2013年から1年間、文化庁文化交流使としてイスラエルのダンスカンパニーで活動していた森山。同フェスティバルでは、自ら制作・出演し、イスラエルで初演を果たした「ユダ、キリスト ウィズ ソイ~太宰治『駆け込み訴え』より~」を公演する。

「太宰治が好きで、舞台化をしてみたかった」と制作のきっかけを語った森山は、ダンス留学を経て、「1年間いたことで得たものがあったし、日本に対しても海外に対しても色んな見方ができた」と笑顔。また、「日本は伝統芸能があるけど、歴史があるだけに重くてボーダーを超えられなかった」と過去の苦悩を語りつつ、「楽になった。何かを表現することの自由度は増しました」と心境の変化を明かした。

8月1日から神奈川・横浜市内全域で開催される同フェスティバルでは、約200プログラムのダンスイベントを実施。発表会には、パフォーマンスユニット・コンドルズの近藤良平、須藤元気が率いるWORLD ORDER、東京バレエ団のダンサー・上野水香&柄本弾も出席し、ワークショップを行う須藤は、「僕ら自身も楽しんでやっていきたい。この機会に便乗して、新しい作品を横浜で撮りたい」と意気込んでいた。