本田技研工業(ホンダ)は23日、同社の航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニーによる小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」のワールドツアー開始にあたり、羽田空港に着陸したホンダジェットを公開した。

羽田空港に着陸するホンダジェット

今回のワールドツアーでは、日本と欧州の13カ国以上でホンダジェットのデモンストレーション飛行を予定。日本では4月25日に仙台空港、4月26日に神戸空港、4月29日に熊本空港、5月2・3日に岡南飛行場(岡山)、5月4日に成田国際空港のスケジュールで一般公開を行い、デモンストレーション飛行や地上展示などを実施する。

本田技研工業代表取締役社長執行役員の伊東孝紳氏は、「航空機業界への参入は創業者本田宗一郎の夢であり、GE Honda製新世代ターボファンエンジン『HF120』を搭載したホンダジェットは、性能、快適性において小型ビジネスジェットに新しいスタンダードを切り拓くホンダの自信作です」とコメント。加えて、「お客様に自由な移動の喜びと、豊かで持続可能な社会を空でも提供し、二輪や四輪、汎用、ロボティクス、水素、そして航空機といった新しい技術に向かって果敢にチャレンジする、モビリティ・カンパニーでありたいと思っています」と語った。