大阪府は20日、2015年1~3月期の観光動向指数「ビジット大阪指数」を発表した。それによると、大阪の集客関連事業者の業況判断DIは、対前期比60.0ポイント、対前年同期比83.4ポイントとなり、再び上昇に転じた。このうち前年同期比は前回(2014年10~12月)から20.9ポイント上昇し、調査開始以来最高値を記録した。

4~6月期の業況見込みDI(対前期比)は69.0ポイントで、今期業況(60.0ポイント)より上昇しており、「好調」が続くと予想している。

購買・宿泊単価DI(対前年同期比)は63.0ポイントで、前回(51.6ポイント)より上昇し、過去最高を更新。一方、採算DI(対前年同期比)は53.9ポイントで、前回(60.0ポイント)より低下した。

東アジア(韓国・台湾・中国・香港)の訪問・宿泊客数DI(対前年同期比)は92.9ポイントで、4期連続で過去最高を記録。今回の調査対象期間には春節があり、事業者からは特に中国、台湾、香港の利用者が多かったという声が寄せられたという。また、外国人からの問合せ件数DI(対前年同期比)も過去最高の80.8ポイントとなり、来期の東アジアの訪問・宿泊客数は引き続き好調と推測している。

東アジア(韓国・台湾・中国・香港)外国人観光客の動き(出典:大阪府Webサイト)

調査対象は、集客関連事業者(外国人観光客の集客数が多い施設等)宿泊施設、観光施設、ショッピング業界、レストラン業界・観光交通業界。回答数は30社。