4月18日に全国公開されるアニメーション映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の完成披露試写会が30日、東京・新宿バルト9にて行われ、孫悟空・孫悟飯役などの野沢雅子、フリーザ役の中尾隆聖、予言を100%的中させる予言魚役の中川翔子が登壇した。

中川翔子、野沢雅子、中尾隆聖、悟空、フリーザが登場

今回の試写会は、東京、大阪、名古屋、札幌、博多、仙台、広島と全国7カ所で開催。東京の新宿バルト9には野沢、中尾、中川のほかに孫悟空とフリーザも登場。両者がにらみ合う中、野沢が「どんな戦いになるか、オラ、ワクワクするなあ」と発すると、中尾も負けじと「フッフッフ。相変わらず私をイライラさせる発言をするんですねえ」と生アテレコで対抗し、場内を沸かせた。

舞台あいさつでは、野沢が「スゴイという言葉をずーっと並べるぐらい凄い。さすがです!」と改めて原作者・鳥山明氏を称賛し、中尾は「今回も(敵として)ますます野沢さんに嫌われるよう、フリーザが凄まじい戦いをします」とアピール。また、中川は「人類が一番見たかったドラゴンボールの続きを描いてくれて、鳥山明神龍(シェンロン)様、ありがとうございます! 長生きはするものです」と大興奮。さらに、アフレコではアドリブにも挑戦したという中川は「登場シーンで鼻歌を歌うのですが、台本には(鼻歌)としか書かれておらず、何パターンか撮りました。実際どのテイクが使われているのか楽しみ」というエピソードを明かした。

久しぶりにフリーザとして収録に臨んだ中尾は「フリーザが破れて15年は経ったが、全然終わった気がしなかった。今回も収録スタジオでは、暖かく嫌われています」と冗談を交えつつ、変わらず迎えてくれるドラゴンボールファミリーに感謝。また、中尾がフリーザの大ファンだという中川に対して「僕の下で働いてみないかい?」と誘うと、中川は「ぜひ働かせてください!」と土下座するも「その前にドラゴンボールを集めて、野沢雅子様を不老不死にする願いを叶えさせていただきたく!」と懇願をし、フリーザもさすがに「おやおや」と困ったポーズを見せていた。

舞台あいさつの最後には、本作のワールドプレミアをハリウッドで開催するというサプライズ発表も。会場はハリウッドでも有数の歴史を誇る劇場「エジプシャンシアター」となり、現地時間の4月11日に上映されるという。このワールドプレミアには、野沢も同行する予定で「オラ、うれしいぞ! ハリウッドに行ってみっか!」と喜びを爆発させると、中尾は「死よりも恐ろしい恐怖を、世界中に味わわせましょう」と意気込んだ。さらに中川も予言魚になりきって「この映画は世界中で大ヒットするよ! 全米が泣くよ!」とコメントし、本作のヒットを祈願した。

最後に野沢は「人種を問わず、世界中の人、赤ん坊からお年寄りまで観てほしい。気持ち的には動物にも観てほしいぐらい。この作品を理解してもらえると思う」と話し、舞台あいさつを締めくくった。タイトルのとおり、かつて孫悟空たちを苦しめた最強最悪の敵フリーザが復活を果たす本作は、2013年3月に劇場公開された『ドラゴンボールZ 神と神』の続編で、原作者の鳥山明氏が原作・脚本・キャラクターデザインをすべて担当。悟空や悟飯、ベジータ、ピッコロといったZ戦士たち、前作の破壊神ビルスと側近のウイス、そして全宇宙を震撼させるフリーザとの超絶バトルが描かれる。4月18日より、2D/3Dで全国公開。