シンガー・ソングライターの槇原敬之が30日、大阪市内の関西テレビで行われた同局の新キャンペーン「超えろ。カンテレ」の初日イベントに出席。作詞・作曲を手がけた関西テレビの社歌「超えろ。」を初披露した。

自身が手がけた関西テレビの社歌『超えろ。』を初披露した槇原敬之

ステージに登場した槇原は「生まれ故郷の関西にあるカンテレさんの社歌を作らせていただいたのはうれしい。関西にいるうちの両親も喜んでくれていると思います(笑)」と語り、自らの限界を超える勇気をテーマにした応援歌である楽曲に込めた思いを「くじけそうなときに、気持ちを鼓舞してくれるような歌になればと思って作った曲」とコメント。「超えろ!」と力強く繰り返す歌詞が印象に残るアップテンポな曲『超えろ。』を、関西テレビの社員で結成された合唱隊とともに歌い上げた。

企業の社歌を制作するのは初めてという槇原。関西テレビから依頼を受けたときには「実を言うと最初は『社歌なんて冗談でしょ?』と驚いた(笑)」というが、局側から提示された楽曲のテーマが「『今あるものを超えよう』とか『限界を超えよう』とか、胸に響く言葉ばかりだった」と感銘を受け、制作を快諾したという。今年、デビュー25周年を迎え、「この年に『超えろ。』を作らせてもらったことは僕にとってもエポックメイキング」と語る槇原。「僕もリミッターを外して“超えて”いきたいという気になりますよね。40代になるとこんな曲を歌うでしょ?というイメージがみなさんにあると思うんですけど、それをあっさり超えていきたい。こんな曲も歌うの?と思っていただきたい。リミッター外しっぱなしでいきたいですね」と意気込みを新たにしていた。

またこの日、槇原はかねてからファンだったという同局の朝の情報番組『よ~いドン!』にも出演。関西各地の街を巡る番組の人気街ブラロケ『となりの人間国宝さん』のリポーターも務める司会の円広志から「『一緒に街、回らへん?』と誘われて、めちゃめちゃうれしかった」と明かし、「僕としては、いつでも出演OKです!(笑)」と笑顔を見せていた。

なお、『超えろ。』は「超えろ。カンテレ」のキャンペーンCMで流れるほか、新番組『ゆうがたLIVE ワンダー』(毎週月~金曜 15:50~)のテーマ曲として使用され、5月27日にはCDが発売される。