ソニー生命保険はこのほど、全国の20~69歳の女性1,000名を対象に実施した、「女性の活躍」に関する調査結果を発表した。同調査は2013年11月にも実施されており、今回で2回目となる。調査期間は2月24日~26日。

日本の女性が"イキイキ"と活躍している場とは!?

「日本では女性がどの程度"イキイキ"と活躍していると思うか」

調査ではまず、女性がどの程度"イキイキ"と活躍していると思うか、家庭や職場などの場面ごとに聞いたところ、イキイキと活躍していると思う人の割合(「非常に」と「やや」の合計)は、「家庭(43.2%)」、「職場(37.8%)、「地域社会(33.3%)」、「ネットコミュニティ(38.1%)」となり、いずれも「そう思わない」と回答した人の割合を上回る結果となった。しかしながら、前回調査と比べると、「地域社会」では6.7ポイント、「家庭」では4.3ポイント減少となっている。

有識者は「専業主婦」に、主婦は「外で働きたい」

「生活や仕事に関する内容について、そう思うか、思わないか(有識者)」

次に、働く女性は、現在の生活や仕事に対してどのように考えているのか調べるため、有職者(働く女性、499名)に、生活や仕事に関する内容を提示し、そう思うか、思わないか聞いたところ、「現在の生活に満足している」に対する同意率は48.7%と約半数となった。また、「女性が社会で働くには、不利な点が多い(76.8%)」や、「本当は専業主婦になりたい(33.4%)」と思っている人が、3人に1人いることがわかった。専業主婦願望を持っている人の割合を年代別で比べてみた結果、20代では41.8%、30代では43.3%と、他の年代よりも高かった。

「生活や仕事に関する内容について、そう思うか、思わないか(専業主婦)」

続いて、専業主婦にも同様の調査を実施したところ、「現在の生活に満足している」に対する同意率は61.3%と6割を超え、働く女性の同意率(48.7%)を上回った。また、専業主婦の外に働きに行きたい願望についてみると、「本当は外に働きに行きたい(34.0%)」と、3人に1人の割合となり、有職女性の専業主婦願望(33.4%)と同じような割合となった。

一方、専業主婦の4人に3人が「子育て後の再就職は厳しい(74.4%)」と回答しており、外に働きに行きたい願望があっても、すぐに働きに出ることは難しいという実態が浮き彫りとなった。

これから力を入れたいことは「健康」

「これからの人生で、注力していきたいこと」

これからの人生で、注力していきたいことを聞いたところ、最も多かった回答は「健康(64.7%)」だった。次いで、「趣味(57.4%)」、「貯金(48.3%)」、「家族とのコミュニケーション(43.4%)」、「友だちづきあい(35.2%)」と続いた。有職者(働く女性)と専業主婦別で見てみると、「貯金」(有職者53.5%、専業主婦42.3%)や「仕事」(有職者33.1%、専業主婦12.5%)では有職者のほうが高い結果に。一方、「家族とのコミュニケーション」(有職者41.5%、専業主婦48.8%)や「友だちづきあい」(有職者31.7%、専業主婦38.6%)では専業主婦のほうが高い傾向がみられ、人とのつながりを大切にしたいと考えている様子がうかがえた。また、専業主婦の3人に1人が「夫婦愛(35.0%)」を、注力していきたいこととして挙げていることもわかった。

"活躍している女性"1位は「黒柳徹子」

「"活躍している女性"として思い浮かぶ有名人」

最後に、"活躍している女性"として思い浮かぶ有名人を聞いたところ、堂々の第1位は「黒柳徹子」となった。長年にわたりテレビの長寿番組に司会者・レギュラーとして出演し、社会貢献活動に積極的な姿が評価されたよう。続く2位は、女子プロレスで活躍し、いまではすっかり良妻賢母として知られる「北斗晶」、3位には、公私ともに注目度の高い「杏」がランクインする結果に。また、女優・タレントに混ざって、国連難民高等弁務官として活躍された「緒方貞子」が6位となった。そのほか、「天海祐希」「吉永小百合」「綾瀬はるか」など、現在活躍中の女優陣が上位を占めた。