東京都渋谷区神宮前のBA-TSU ART GALLERYで、山梨県のワイナリーが選んだ約40種類のワインをテイスティングできる「山梨ワインフェスタ2015」が行われる。期間は3月21日と22日の2日間。1日3部制で、各部定員200名の完全入れ替え制となる。チケットは前売り3,600円、当日4,600円(税込)。

甲州ぶどう

約40種のワインを自由に試飲

シャンモリワイン

同イベントは、地理的表示「山梨」が規定する厳しい基準をクリアしたワインの中から、山梨県の地域を代表して10のワイナリーが選んだ約40種類を自由にテイスティングできるもの。「地理的表示」とは、原産地の特徴と結びついた、特有の品質や高い評価を備えている産品についてその原産地を特定した表示をすることで、有名なところでは、「ボルドー」、「シャブリ」、「コニャック」、「シャンパン」などがある。

今回のイベントには、日本固有のぶどう「甲州」から世界に通ずるワイン造りを追求している「勝沼醸造」、自社農場生産葡萄だけを使用したワインを提供する「敷島醸造」、自社の葡萄畑に数十種類のワイン専用品種を育てるなどぶどう栽培にも力を注ぐ「スズラン酒造工業」、江戸時代から醸造業を営んできた技術と経験を生かしたワイン造りを求める「盛田甲州ワイナリー シャンモリワイン」も参加する。

会場ではソムリエの田崎真也氏などのスペシャルゲストを迎えてワークショップも開催。21日10時30分~11時30分までは、田崎真也氏や山梨県ワイン酒造組合会長の齋藤浩氏によるワークショップ「地理的表示『山梨』について」を実施する。また、13時30分~14時30分まで田崎真也氏による講演「山梨のワインと和食」も行われる。

翌22日には13時30分~14時15分まで、明治学院大学教授・蛯原健介氏による講演「地理的表示の意義と可能性~なぜワイン産地を保護する制度が必要なのか~」が行われる予定となっている。