カップル専用アプリ「Pairy(ペアリー)」を運営するTimers(タイマーズ)は、「2015年カップルのファッションに関する意識調査」を実施し結果を発表した。調査は、同アプリを利用する男女473名(男性205名、女性268名)を対象に1月25日~30日に行われた。

女性55.3%に、『彼カジ』の経験アリ!

「『彼カジ』の経験はあるか/ 『彼カジ』をしてみたいと思うか」

調査ではまず、カップルを対象に「彼カジ」(彼女が彼氏の服を借りてファッションとして着こなすこと)の認知度を調べたところ、「知っている」と回答した人は25.2%と、それほど浸透していないことがわかった。

続いて、「彼カジ」の経験があるかどうか確認したところ、「よくする(10.6%)」「たまにする(25.4%)」「したことはある(19.3%)」と、半数以上の女性が経験していることが判明。また、「彼カジ」未経験の女性を対象に、やってみたいかどうか尋ねたところ、「やってみたくない」と回答した女性は19.6%にとどまり、「彼カジ」未経験の女性の中にも、8割超の潜在的なニーズがあることがわかった。

6割超が、「彼カジ」で「2人の仲が深まる」と回答

「『彼カジ』が2人の関係に与える影響について」

次に、「彼カジ」をしている女性を対象に、「服や小物を借りて身につける(彼カジをしている)理由を教えてください」と質問したところ、「パートナーの服を着ていること自体に満足感があるから(76.0%)」という理由を選択した女性がほとんどだった。

また、「彼カジのような行為をすることで、2人の関係にどのような影響があると思いますか?」という質問では、「2人の仲が深まると思う(61.7%)」や「お互いの服選びが楽しくなると思う(56.3%)」が大半を占める結果に。これらの結果を受けて、「『彼カジ』という行動はカップルにとっては2人の間の新たな愛情表現やコミュニケーションの形としてファッションに取り入れられてきている」と調査では分析している。

恋人ができると「ファッションへの意識」が強まる!

「現在のパートナーと過ごすようになってからのファッションについて」

次に、現在のパートナーと過ごすようになってから、「ファッションにかける費用が以前と変化したか」と質問したところ、「前より比較的高くなった(28.9%)」「前よりかなり高くなった(4.3%)」と、およそ3人に1人がファッションにかける費用が高くなったと感じていることがわかった。また、「ファッションに対するこだわりが変化していると感じるか」と尋ねたところ、「以前より増えている(36.4%)」「以前よりかなり増えている(8.2%)」の合計が44.6%にのぼり、恋愛のパートナーを得ることで、やはりファッションや見た目への意識は強まっていると言える結果となった。

「服にかけるお金を節約することについて」

一方、「服にかけるお金は節約し、生活を豊かにする他の部分にお金をかけたい、という考えに共感するか」と質問したところ、約7割のカップルが「共感する(69.1%)」と回答。調査では、「『彼カジ』をする理由としては「節約したいから彼カジをする」という回答は少なかったものの、こういったファッションへの意識の強まりと節約ニーズをうまく叶えられるというのが『彼カジ』を受け入れる若者増加の背景にあるのかもしれません」とコメントしている。