筑豊電気鉄道(福岡県)は14日にダイヤ改正を実施し、同日から新型低床式LRT(Light Rail Transit)5000形を運行開始する。

新型低床式LRT5000形

5000形車内イメージ

5000形は、駅ホームから車両床面までの高さを既存車両より約40cm低くし、乗降口の段差をほぼ解消したバリアフリー設計の低床車両。運転席前の正面ガラスには曲面ガラスを採用し、傾斜させることでイメージを演出している。車体カラーは新型車両導入を支援した福岡県、北九州市、中間市、直方市の花(梅、ツツジ、コスモス、チューリップ)にちなみ、ピンクを採用した。

インテリアは随所に木材を使用。ホワイトの木目柄を基調に明るくモダンなデザインに仕上げ、マルチストライプの鮮やかな座席がアクセントに。環境にも配慮し、車内照明のLED化や高効率な制御装置と電力回生ブレーキの搭載により、既存車両と比べて消費電力量の大幅な削減が実現できるという。

運行初日(3月14日)は10時30分から黒崎駅前駅2番ホームで出発式を開催。主催者・来賓挨拶とテープカットを行い、関係者向けの貸切電車として10時57分に発車する。一般向けの運行は、同日12時24分黒崎駅前発筑豊中間行が初便になる予定だ。