JR西日本は16日から、東海道本線(JR京都線)茨木駅のリニューアルに着手する。このほど新駅舎デザインが公表された。

茨木駅リニューアル後のイメージ。コンコース(左)と外観東口

茨木駅リニューアル後のイメージ。外観西口(左)と東口デッキ(東口デッキは茨木市提供)

茨木駅では、2016年春の立命館大学新キャンパス開設に合わせて、茨木市による駅東口デッキや歩行者専用道路の整備が進行中。JR西日本も2014年2月、駅利用者の利便性向上と市の玄関口としてのイメージアップを目的に、改札内へのエスカレーター新設やトイレの改修、店舗開発などを含む駅舎リニューアルを行うと発表していた。

今回の発表によれば、新駅舎は「駅とまちをつなげる、駅と人をつなげる」を基本コンセプトとして設計。自然採光や通風を利用するなど、「自然」をデザイン要素として取り入れるほか、駅周辺のまちづくりとも調和させ、親しみを持って利用される駅をめざす。エスカレーターは上り(京都方面)ホームに3基、下り(大阪方面)ホームに2基の計5基を新設。その他、多目的トイレを含むトイレ改修、床や天井などの改修によるコンコース美化、みどりの窓口の整備などに取り組む。駅舎北側部分の約1,100平方メートルは店舗スペースに充てる。

2017年春にエスカレーターの使用を開始する予定で、工事完了と店舗部分開業は2018年春の見込み。なお、リニューアル工事着手にともない、3月29日から駅東口北階段は工事終了まで閉鎖に。代わって同日11時30分から、茨木市が整備した駅東口デッキが使用できるようになる。