バリューデザインは4日、サンキュードラッグにクラウド型電子マネー発行システム「バリューカードASPサービス」を提供し、プリペイドカード「マリカ」の発行を開始した。

プリペイドカード「マリカ」画像

「マリカ」は、入金時や利用時にポイントが貯まる電子マネー。個人情報の入力が必須となっており、ポイントカード会員の性・年代から詳細なID-POSデータを取得できる。年間30万枚、電子マネー100億円の発行を目指す。

ID-POSとは、「誰が」「何を」「何と一緒に」「いつ」「いくつ」「いくらで」「何の購入の前に」「何の購入のあとに」売れたかが分かる分析手法。データ集積の基本となる会員カード番号と、氏名などの個人を特定できる情報を切り離し、「性別」「年齢」「住んでいる地域」と、購買行動の関連性を導き出すことが可能という。

レギュラー会員、シルバー会員、ゴールド会員、プラチナ会員の4ランクがあり、年間利用額に応じて次年度のランクが決定する。入金時は、カードランクに限らず、1,000円入金ごとに5ポイント付与され、利用時は、200円ごとに、レギュラー会員1ポイント、シルバー会員1.2ポイント、ゴールド会員1.6ポイント、プラチナ会員2ポイントが付与される。

マリカの導入に伴い、従来の社員証を廃止し、従業員用マリカと社員証の一体型カードを導入。社員は、福利厚生の一環で、自社カードであるマリカを利用することで割引価格が適用される。