日産自動車は24日、軽商用バンの新型「NV100クリッパー」と軽ワゴンの新型「NV100クリッパー リオ」を、3月3日に発売すると発表した。どちらの車種も、スズキからのOEM供給車となっている。

「NV100クリッパー GX」

「NV100クリッパー リオ G」

NV100クリッパーは、高い積載性や小回り性、使い勝手の良さなどが高い評価を得ている軽商用バンであり、NV100クリッパー リオは、広い荷室と多彩なシートアレンジなどを特徴とする軽ワゴン。今回発表された新型では、両車種の特長に磨きをかけるとともに、吸気可変バルブタイミング機構を採用した新型エンジン「R06A」を採用し、低中速トルクが増したことで加速性能や登坂性能が向上した。

また、ボディの要所に高張力鋼板や超高張力鋼板を効果的に使用することで、衝突安全性や耐久性を高めながら、車両全体で40kg(DX 5MT車)の軽量化を実現。軽キャブバンと軽キャブワゴンではクラスで唯一という「エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)」や「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進装備も採用している。

新型NV100クリッパーでは、5速マニュアルトランスミッションをベースに、クラッチ操作とシフト操作を自動で行う新トランスミッション「AGS」を、GXターボを除く全グレードに設定。AGS搭載車は、19.0km/L(4WD)~20.2km/L(2WD)というクラストップレベルの低燃費を実現し、エコカー減税によって自動車取得税・自動車重量税が免税または減税となる。

価格は、新型NV100クリッパーが95万1,480円~149万7,960円、新型NV100クリッパー リオが160万5,960円~182万1,960円(いずれも税込)。