オリコンはこのほど、「朝のお肌の見た目に関する意識・実態調査」の結果を発表した。同調査は、オリコン・モニターリサーチが1月9日~15日、20~40代の女性600名を対象にインターネット上で実施したもの。

(上)「朝、周囲の人の肌をつい見てしまうことが多い」「朝から肌の調子が良さそうな人は魅力的だと思う」 / (下)「昼や夜よりも、朝の印象が人の魅力を左右すると思う」

はじめに「朝、周囲の人の肌をつい見てしまうことが多いか」を聞くと、「あてはまる / ややあてはまる」と回答した人は40.2%を占めた。

「朝から肌の調子が良さそうな人は魅力的だと思うか」との質問には、魅力的だと感じる人(「あてはまる / ややあてはまる」と回答)が86.0%に達している。さらに、「昼や夜よりも、朝の印象が人の魅力を左右するか」についても、朝の印象が左右すると思う人(「あてはまる / ややあてはまる」と回答)が60.3%と、朝の印象が与える影響は1日の中でも大きいことがわかった。

「日頃の朝の肌の調子」「朝の肌に自信があるか」

続いて「日頃の朝の肌の調子」について聞いたところ、「ほとんどの日は調子が良い」と回答した人は39.2%にとどまった。一方で「調子が良い日は少ない」人は48.0%、「調子が良い日はほとんどない」人は12.8%となっている。

そのせいか、朝の肌に対する自信が「とてもある / ある」と回答した人は23.9%となり、76.1%の女性が朝の肌に自信を持っていないことが判明した。

「朝に意識して行っていること」(「ほとんどの日は朝の肌の調子が良い」と回答した女性対象)

そこで、「ほとんどの日は朝の肌の調子が良い」と答えた女性に対して、「朝に意識的に行っていること」を尋ねた。その結果、1位は「朝食を食べる」で70.6%にのぼった。2位は「職場・学校に着いたら必ずあいさつする」(36.2%)、3位は「洗顔料で洗顔する」(28.9%)となっている。

「朝の肌の状態に自信があるか」「メイクのノリに対する満足感」

「化粧崩れがしやすいか」

3位にあがった「洗顔」について、洗顔方法に「自信あり」グループと洗顔方法に「自信なし」グループに分けて、肌に関する調査項目を集計。まず「朝の肌の状態」に対する「自信がある」と答えた人は、洗顔方法に「自信あり」グループで50.7%と過半数なのに対し、「自信なし」グループでは10.7%しかいないことがわかる。

また「メイクのノリに対する満足感」でも、「自信あり」グループでは54.8%が「満足感がある」と答えているのに対し、「自信なし」グループでは20.6%にとどまった。さらに、「化粧崩れしやすいか」についても質問したところ、「自信あり」グループでは「崩れやすい」が44.7%だったが、「自信なし」グループでは69.0%と逆に高い数字を出している。

調査結果を受けて、「R サイエンスクリニック広尾」院長で医学博士の日比野佐和子医師は、「朝に洗顔料をしっかりと泡立てて洗顔することは、肌を快調にするため欠かせません。汚れや古い角質、変性皮脂が顔に残ったままだと、スキンケア成分も肌に入っていきませんので、しっかりと朝洗顔することが大切です」とコメント。