東芝ライフスタイルは2月12日、液晶テレビ「レグザ」の「J10」シリーズ新製品として、55V型「55J10」、49V型「49J10」、43V型「43J10」を発表した。発売は2月20日。価格はオープンで、推定市場価格は、55J10が200,000円前後、49J10が170,000円前後、43J10が130,000円前後(いずれも税別)。

「J10」シリーズ

J10シリーズは2K(フルハイビジョン)レグザのプレミアムモデルだ。IPS方式の広色域パネルに直下型のLEDバックライトを搭載。J7シリーズに比べて、色域を約14.5%拡大している。映像エンジンには「NEWレグザエンジンCEVO」を採用しており、放送の色域に圧縮された映像から、パネルが持つ最大の色域まで拡大して表示可能だ。また、ハイライト部分の"伸び"を復元することで、ハイライト寄りの階調や輝きを再現する。

画面の左半分は従来の映像処理で、右半分はJ10シリーズに採用されている映像処理。ハイライト部分もきれいに表現できる

チューナーは、地上デジタル×3基に、BS/110度CSデジタル×2基を内蔵。USB HDDを接続することで、番組視聴中に裏番組の2番組同時録画も可能だ。また、レグザサーバーと連動させる「タイムシフトリンク」機能も搭載。レグザサーバーの過去番組表などを、J10のリモコンで操作することができる。

レグザサーバーと連動する「タイムシフトマシンリンク」機能を搭載

Wi-Fiを含んだネットワーク機能も装備。DLNAプレーヤー機能を搭載しており、他の機器で録画した番組をホームネットワーク経由で視聴することが可能だ(DLNAサーバー機器が必要)。レグザクラウドサービスのTime Onも使用できる。動画サービスは、YoutubeやTSUTAYA TVに加えて、2015年秋からスタート予定のNetflixにも対応する。Netflixへの対応は業界初。

サウンドは「レグザパワーオーディオシステム」を搭載。J10シリーズは狭額スタイルで、スピーカーはインビジブルタイプとなっているが、限られたスペースで低域再生能力を向上させる「ラビリンスバスレフBOX」を採用。合計出力20Wのハイパワーアンプとの組み合わせで、パワフルなサウンドを実現している。

ラビリンスバスレフボックスのイメージ

入力端子は、HDMI×4にビデオ入力×1を装備。HDMI端子は1080p(60p/24p)入力に対応しており、ARCやCECも使用可能だ。

55J10 49J10 43J10
サイズ(WHD) 1,241××247×772mm 1,105×247×695mm 972×232×621mm
質量 18.5kg 15kg 12.5kg
消費電力 165W 148W 135W
年間消費電力量 89kWh/年 83kWh/年 81kWh/年