2月下旬発売予定『コップのフチの太陽の塔』(1回400円)

カプセルトイ「コップのフチ子」で知られる奇譚クラブは、「コップのフチ子」×岡本太郎のコラボアイテム『コップのフチの太陽の塔』を、2月下旬より発売する。価格は1回400円。

これまでに「HELLO KITTY」や「ふなっしー」、「魔法少女まどか☆マギカ」や「艦隊これくしょん -艦これ-」などさまざまなキャラクターとコラボしてきた「コップのフチ子」だが、第6弾のコラボは、芸術家である故・岡本太郎氏が作り上げ、現在も大阪・万博記念公園のシンボルとなっている「太陽の塔」。かつて岡本氏は、1976年に放映されたテレビCMで「グラスの底に顔があってもいいじゃないか」という名言を残したが、今回はコップのフチに縦横無尽に引っかかる『コップのフチの太陽の塔』が発売されることになる。

種類は、「ひっかかり太陽の塔」「乗り越え太陽の塔」「腰かけ太陽の塔」「ふりむき太陽の塔」「逆さひっかかり太陽の塔」、そして若かりし岡本氏を立体化した「コップのフチの太郎」、そしてシークレットとなる「ないしょの太陽の塔」の全7種類。本商品は、東京・青山にある岡本太郎記念館にて、2月11日より数量限定で先行販売。一般販売は2月25日から行われる。価格は1回400円。

「コップのフチ子」原案者のタナカカツキ氏は、『コップのフチの太陽の塔』について「ひさびさに太郎さんがお茶の間にやってきてくれます。それもいびつにねじまがった新造形でコップのフチにひっかかります」と解説しつつ「そもそもコップといえば太郎さんです。名言"グラスの底に顔があってもいいじゃないか"。フチ子さんよりずいぶん先に舞い降りてたのが岡本太郎です」とアピール。そして、「公共の立体作品にしろ、太郎鯉(岡本氏がデザインした鯉のぼり)にしろ、ぼくらの生活空間まで降りてきてくれたこと、ご本人がテレビに出たり、お茶の間まで降りてきてくれたことが重要なんです。ガラスケースに収まった気取った作品じゃなかったから、当時子供だったぼくも「なんだこれは!」って思えたんですよね」と同氏の作品の思い出を語っている。

「コップのフチ子」は、奇譚クラブとマンガ家のタナカカツキ氏が共同開発し、2012年7月に発売されたカプセルトイ。"OL風の女性フチ子をコップのフチに腰掛けさせたりぶら下げたりして遊ぶ"という斬新なコンセプトと、その光景を写真に撮ってSNSに投稿する遊びで話題となり、シリーズ累計700万個を超えるヒット商品となっている。現在も関連グッズやタイアップ商品が続々とリリースされ、社会現象と言える展開を見せている。

(C)岡本太郎
(C)タナカカツキ/KITAN CLUB