JR東日本は23日、春の増発列車の概要を発表した。上野東京ライン(3月14日開業予定)を経由する臨時列車も設定され、185系・651系・253系が上野~東京間を走行する。

185系特急「踊り子」が上野東京ライン経由で常磐線我孫子駅まで運転される

上野東京ラインは、上野駅止まりの宇都宮線・高崎線・常磐線と、東京駅止まりの東海道線を結ぶ新たな在来線として開業予定。宇都宮線・高崎線と東海道線が相互直通運転を行い、特急「ひたち」「ときわ」(3月14日のダイヤ改正で「スーパーひたち」「フレッシュひたち」から名称変更)をはじめ、常磐線の列車も品川駅まで直通運転を行う。

651系を使用し、上野東京ラインを経由する臨時列車も

JR東日本は今回、上野東京ラインを経由する臨時列車として、特急「踊り子161・162号」、急行「ぶらり横浜・鎌倉号」、特急「きぬがわ92・93号」を発表している。

特急「踊り子161・162号」は185系(7両または10両編成)を使用し、常磐線から上野東京ライン経由で伊豆急下田駅へ。「踊り子161号」は3月21・22・28・29日と4~6月の土曜日(5月2日は除く)に運転され、運転時刻は我孫子駅10時45分発・伊豆急下田駅14時22分着。「踊り子162号」は3月21・22・28・29日と4~6月の日曜日(5月3日は除く)に運転され、運転時刻は伊豆急下田駅14時36分発・我孫子駅18時5分着となる。

急行「ぶらり横浜・鎌倉号」は651系7両編成を使用し、4月5・12日と6月13・14・20・21・27・28日に運転。いわき~鎌倉間を上野東京ライン経由で走行し、運転時刻はいわき駅6時41分発・鎌倉駅10時39分着、鎌倉駅18時1分発・いわき駅22時12分着。到達時分が短縮され、鎌倉での滞在時間が約1時間拡大するとのこと。

特急「きぬがわ92・93号」は253系6両編成で、横浜・川崎エリアから上野東京ラインを経由し、東武線へ直通して鬼怒川温泉駅へ。「きぬがわ93号」は大船駅10時48分発・鬼怒川温泉駅13時53分着で、運転日は4月11・18日と6月6・13日。「きぬがわ92号」は鬼怒川温泉駅14時22分発・大船駅17時35分着で、運転日は4月12・19日と6月7・14日となる。