女優の中谷美紀が、21日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:30)に出演し、過去に女優業の引退を考えていたことを明かした。

女優業の引退を考えていたことを明かした中谷美紀

今月13日にスタートした同局系ドラマ『ゴーストライター』(毎週火曜21:00~)で主演を務めている中谷。昨年はNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』でヒロイン・黒田光を演じ、31日には主演映画『繕い裁つ人』が公開されるなど多忙な日々を送っているが、過去には引退を考えたことがあったという。

撮影後の休みには海外旅行に行くことが多いという中谷。中でも「強烈な印象に残っている」国がインド。「疲れちゃってたんですね」と当時を振り返り、「本当に仕事に疲れて自信をなくして。もう女優を辞めよう」と思い立って行ったのがインドだった。到着してすぐに乗り合いタクシーでパスポートを盗まれてしまうというトラブルもあったが、1日500円程度の「最低限の生活をしてみよう」と自分を見つめ直す機会になった。

そんな中谷の旅のこだわりは「ツアーではなく一人旅」をすること。その魅力について「言葉の壁があるのが楽しい」「一人で行くとトラブルの連続」と語り、そのトラブルを乗り越えることによって「強くなる。多少のことでは動じなくなるんです」と精神的な強さにつながるという。

「騙されたりとか、『マリファナ買いますか?』と言われたりとか、連れて行かれそうになったりとか」と危険な体験もしたが、「旅は危険じゃないと面白くない」と断言。そして何よりも「国内旅行もする」を大事にしており、「海外で旅行すればするほど日本の有り難みを感じる」と語っていた。