Unbroken 北米版ポスター

米BOX OFFICE MOJOは12月26日~12月28日の全米週末興業成績を発表した。

『ロード・オブ・ザ・リング』前日譚“ホビット”シリーズ最新作『ホビット 決戦のゆくえ』が2週連続トップ。累計興行収入1億6,852万2,000ドルと堅調に業績を伸ばしている。

2位はアンジェリーナ・ジョリー監督第2作目となる『Unbroken(原題)』が初登場。第二次世界大戦で旧日本軍の捕虜となった米兵の実話を映画化した。ジャック・オコネルが主人公を演じている他、準主役の残忍な看守役を歌手の雅-MIYAVI-が演じていることでも話題だが、日本兵による残虐な虐待シーンが物議を醸し、日本での公開は未定だ。

3位も初登場の『イントゥ・ザ・ウッズ』。1987年初演のブロードウェイミュージカルを『シカゴ 』、『NINE』のロブ・マーシャルが映画化。シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきんなどのおとぎ話の主人公たちのその後をディズニーが描いた作品。魔女をメリル・ストリープが演じる他、ジョニー・デップ、エミリー・ブラントら実力と人気も兼ね備えた豪華キャストの出演にも注目が集まる。

その他、マーク・ウォールバーグが大減量してギャンブルに溺れる大学教授を演じた、『The Gambler(原題)』が7位に初登場。ドストエフスキー原作の『熱い賭け/ザ・ギャンブラー』(1974)のリメイク作にあたる。

第二次世界大戦時、解読不可能と言われたドイツ軍の暗号“エニグマ”の解読に挑んだ英国人数学者の数奇な運命を描いた『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』が前週16位から8位に公開5週目で初のトップ10入りを果たした。主演は今や押しも押されもせぬ人気俳優、ベネディクト・カンバーバッチ。

(C) 2014 BBP IMITATION, LLC

全米週末興行成績TOP 10(12月26日~12月28日)

順位 先週順位 作品名 週末興行収入 累計興行収入 日本公開日 週経過
1 1 ホビット 決戦のゆくえ 4,142万ドル 1億6,852万2,000ドル 公開中 2
2 Unbroken(原題) 3,174万8,000ドル 4,734万1,000ドル 未定 1
3 イントゥ・ザ・ウッズ 3,102万1,000ドル 4,610万5,000ドル 2015年3月14日 1
4 2 ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密 2,060万ドル 5,530万7,000ドル 2015年3月20日 2
5 3 ANNIE/アニー 1,660万ドル 4,583万5,000ドル 2015年1月24日 2
6 5 ハンガー・ゲーム:モッキングジェイ Part 1(原題) 1,000万ドル 3億665万6,000ドル 2015年6月 6
7 The Gambler(原題) 930万ドル 1,430万ドル 未定 1
8 16 イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密 793万ドル 1,463万1,000ドル 2015年3月 5
9 4 エクソダス:神と王 675万ドル 5,251万7,000ドル 2015年1月30日 3
10 6 Wild (2014) (原題) 541万5,000ドル 1,636万4,000ドル 未定 4