アイドルグループの嵐、女優の吉高由里子が29日、東京・渋谷のNHKホールで、司会を務める『第65回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、報道陣の囲み取材に応じた。

『第65回NHK紅白歌合戦』のリハーサルを終えた吉高由里子 撮影:荒金大介(Sketch)

真っ赤なドレスで登場した紅組司会の吉高は、「だんだん実感が湧いてきた。事の重大さにまだ気づいていないんですが、本当に楽しみにしてる」と初めての経験に心を躍らせ、白組司会を務める嵐との共演に、「心強いです。サポートをしてくれる頼もしいお兄さんたち。大船に乗った気持ちで頑張ります」とにっこり。そんな吉高は、報道陣に「司会の練習はしてる?」と心配されると、「言われなくても頑張ってますよ~! うるさいな~!」と突っ込んで笑いを誘いつつ、「ヘラヘラしてられない。今年は『花子とアン』を演じて大好きな1年になったので、そのまま終われるように務められたら」とあらためて気合を入れた。また、番組後半には、自身が主演を務めた連続テレビ小説『花子とアン』の企画コーナーが予定されており、吉高は、「(内容を)秘密にされてるので、私にもサプライズ。(主題歌の)『にじいろ』を生で聴くのが初めてなので楽しみ」と期待を寄せていた。

一方、そんな吉高に対し、櫻井翔が、「良い雰囲気で楽しいですよ。強めの風が吹いています」と笑顔を見せるなど、嵐のメンバーも共演を楽しんでいる様子。今年で5年連続の白組司会となり、白組のトリとして「2014 Thanks Medley」を披露する。「出場される方たちの話を聞いて、『今年も紅白が始まったな~』と感じてる」と心境を語った松本潤は、「非常に派手なエンターテインメントなステージになると思う。みなさんに必ず喜んで頂けるようなパフォーマンスにしたい」と胸を張ってアピールした。また、二宮和也も「年末を締める意味で、ちゃんとやらなきゃという気持ちはいつもと変わらない」としっかりとした口調で語り、「15周年を無事に迎えることができたので、感謝の気持ちを込めてパフォーマンスできれば。トリという大役をしっかりと務め上げて、司会としても盛り上げなきゃと思ってる。身が引き締まる思いです」と意気込んでいた。

今年の紅白のテーマは「歌おう。おおみそかは全員参加で!」で、紅白合わせて51組が出場。紅組の司会は吉高由里子、白組の司会は嵐で、総合司会は有働由美子アナウンサーが務める。昨年は、白組が優勝し、通算の対戦成績は紅組29勝、白組35勝。