ソニー銀行はこのたび、16日より「為替リンク預金(円スタート型)」の取り扱いを開始すると発表した。

「為替リンク預金(円スタート型)」は、預け入れ期間の定められた円預金に、満期時の元利金の払い戻し通貨が為替水準によって決まる特約を付加した仕組み預金。顧客は預け入れ時点で満期時の受け取り通貨を確定できないかわりに、比較的短期間でも通常より高い金利を受け取ることが可能となるという。

参照レート(特約判定日時のTTM)が特約レートより円高の場合、満期日に元利金を特約レートで特約通貨(外貨)に交換し、外貨普通預金口座へ入金する。反対に、参照レートが特約レートと同一もしくは円安の場合、この特約は消滅し、満期日に元利金を円のまま円普通預金口座へ入金する。

PCサイトにて10万円から申し込みできる募集方式の商品で、適用金利は募集ごとに都度提示するという。特約通貨は米ドル・ユーロ・豪ドル・NZドル・南アフリカランドの5通貨から、預け入れ期間は2週間・1ヶ月などで設定するとしている。

このたびの取り扱い開始に伴い、既存商品である「特約付外貨定期預金・タイプ1」の商品名は「為替リンク預金(外貨スタート型)」へ変更する。円スタート型と外貨スタート型の2つの為替リンク預金をラインアップすることで、ソニー銀行は顧客の多様な資産運用ニーズに一層応えていくとしている。