モデルで女優の太田莉菜の"オタクすぎる豹変写真"6点が5日、公開された。これは、映画『海月姫』(12月27日公開)で太田が演じた"まやや"の表情を写したもの。独特な仕草を体現し、原作から飛び出してきたようなキャラクターを演じている。

映画『海月姫』で"まやや"(右)を演じた太田莉菜

本作は、漫画家・東村アキコが2008年から漫画雑誌『Kiss』(講談社)で連載中の同名漫画を原作に、『L・DK』(2014年)などで知られる川村泰祐監督がメガホンを取った作品。能年玲奈演じるクラゲをこよなく愛する主人公・倉下月海(くらした つきみ)と、自らを"尼~ず"と称して「男を必要としない人生」を掲げる"オタク女子"たちとの共同生活を描いている。

太田が演じるのは"尼~ず"の1人で、三国志オタクの"まやや"。人形劇三国志でその世界に目覚め、切れ長の目に長身という特徴から、かつて周囲からは「殺し屋」「竹ぼうき」と呼ばれていた。トレードマークの緑ジャージは常に"イン"状態で、会話をしているとすぐに三国志の話題に持っていく。目元は前髪で隠れ、低く野太い声であることから、普段の太田の姿とはかなりギャップがある役どころとなっている。

キャスト発表時、「『とうとう未開の地へ足を踏み入れるときがやってきたか……』。 それが出演にあたっての感想です」と語っていた太田。もともと原作ファンだったことから、まやや役には「恐れ多すぎて、このひねくれ者のうっとうしい愛すべき"まやや"というキャラクターに、私が挑んで果たして大丈夫なものか……いやだめだ、でもやるんだ、いやでも、いや逃げちゃダメだ等の繰り返しでした」と葛藤も。それでも「この世界に加われること、とっても光栄なのと同時に作品をけがすことのないよう精いっぱい"まやや"を生きたいと思います」と意気込み、今回の写真のような豹変ぶりを披露した。

(C)2014『海月姫』製作委員会 (C)東村アキコ/講談社