本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは現地時間の20日、『2014年ロサンゼルスオートショー』に、アキュラのエントリースポーツセダン「ILX」のマイナーチェンジモデルや、新型「HR-V」の量産モデルなどを出展すると発表した。同時に、全米に水素ステーションを設置している「FirstElement Fuel」に、1,380万USドルの支援も発表している。

アキュラ「ILX」マイナーチェンジモデル

ILXマイナーチェンジモデルは、パワーユニットに2.4L直噴DOHC i-VTEC直列4気筒エンジンと、トルクコンバーター付き8速DCTを新たに採用し、高出力と低燃費を両立。先進の「ジュエルアイLEDヘッドライト」を採用して洗練された雰囲気と上質感を表現している。また、「渋滞追従機能付ACC」「衝突軽減ブレーキ」「路外逸脱抑制機能」などの機能を備えた先進の安全運転支援システム「アキュラ ウオッチ」をオプション設定とした。全米での販売は2015年初めを予定。

新型「HR-V」

新型HR-Vは、クーペ・SUV・ミニバンを融合させたクロスオーバーモデルで、パワーユニットは1.8L SOHC i-VTEC直列4気筒エンジンに、CVT(2WD / 4WD)と6速マニュアルミッション(2WDのみ)を用意。フロント席でクーペを思わせるパーソナルな空間を創出する一方で、同社独創の「センタータンクレイアウト」により、ゆとりあるリア席を実現している。全米での販売は2015年前半を予定。

「FirstElement Fuel」への支援に関しては、カリフォルニア州において州の助成金と同社からの支援を合わせて、12カ所の水素ステーションが設置可能になるとのこと。同社は、燃料電池自動車(以下、FCV)の普及に向けて必要なインフラ整備への支援を行いながら、FCVの導入を進めていくとしている。