ティアックは11月12日、マイクロコンポーネントシステム「HR-S101」を発表した。発売は12月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は46,000円前後(税別)。

「HR-S101」

HR-S101は、これからハイレゾ音源を楽しみたいと考えているエントリーユーザーに向けたマイクロコンポ。サイズW182×D191×H53mmのコンパクトなアンプに、W116×D167×H182mmの手のひらサイズのスピーカーを組み合わせたシステムだ。アンプは、縦置きにも対応しており、その際にスピーカーと高さが揃うようになっている。

アンプはUSB DACを内蔵し、パワーアンプ部にはデジタル方式を採用。同社で販売しているUSB DAC/ステレオプリメインアンプ「AI-301DA」に非常に近い構成だが、AI-301DAよりもコンパクトになっており、DSD再生機能などが省かれている。

アンプの入力はUSB(TypeB)×1基に、光デジタル音声×2系統、3.5mmステレオミニジャックのアナログ音声入力×1系統を装備。搭載しているDACはBurrBrown製のPCM1796で、USBからは192kHz/24bitまで、光デジタル音声入力端子からは96kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生が可能だ。

アンプの入出力端子

また、Bluetoothにも対応しており、スマートフォンなどからワイヤレスで音楽再生を行うこともできる。Bluetoothのバージョンは3.0で、対応プロファイルはA2DP。利用可能なコーデックはSBC、aptX、AACとなっている。

出力インタフェースはヘッドホン出力×1系統に、サブウーファープリアウト×1系統を装備。ヘッドホン端子の最大出力は1,000mW×2(32Ω負荷時)。アンプの定格出力は20W×2(4Ω、1kHz、歪率1%)で、適合スピーカーインピーダンスは4~8Ωだ。

スピーカーはφ20mmソフトドーム型ツイーターと、φ70mmウーファーを使用したリアバスレフ方式。